『教会を生み出す(3)教会は躍進する』 2017/06/11 松田健太郎牧師

使徒1:7 イエスは言われた。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。
1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」

さて、今日はいよいよ『教会を生み出す』シリーズの最終回です。
ここしばらくの間、教会開拓についてお話をしてきたんでしたね。
今日は今までの総まとめなので、最初にこれまでの復習をしておきましょう。

これまで私たちは、なぜ教会開拓をする必要があるのかという事について考えてきました。
それは第一に、より多くの人たちに福音を宣べ伝えるためでした。
私たちは、行ってあらゆる国々の人々を弟子とするように命じられています。
そのために、私たちが世界に出ていく必要があるということですね。

第二に、神様の思いはいつも教会の中の事を見るのではなく、外にあるということでした。
イエス様は、99匹の羊を置いていくリスクを負ってでも、失われた1匹の羊を見つける事の喜びについて話しました。
私達も、教会の内側のことではなく、外側の事に心を向けるべきですね。

第三に、日本の教会が危機的な状態にあるということでしたね。
10年の間に4分の1の教会が閉鎖する可能性があるという話でした。
私たちは、それ以上のスピードで教会を生み出していくのでなければ、ただでさえ少ない教会はどんどん減っていってしまうのです。

第四に、カップルの間に子供が生まれるように、キリストの花嫁である教会が娘教会を生み出すのは、本来当たり前のことだということをお話ししましたね。

第五に、私たち自身の成長のためでした。
子を産み、母となった人が子育てを通して成長するように、母となった教会は、それ自体も成長していくことができるという話でしたね。

そして第六に、私たちの教会はやがてなくなってしまうからだという話をしました。
人はやがて死んでしまうのと同じように、教会もやがて死んでしまう時が来るのだという話です。
もう一度言いますが、古いやり方は決して悪いのではありません。
でも、古いやり方は、やがて社会に適応できなくなります。
新しい、次の世代の人たちが繋がることができず、教会が高齢化し、やがて閉鎖します。
古い皮袋に、新しいぶどう酒を入れる事はできないのです。
だから私たちは、新しい皮袋を生み出し続けていく必要があります。
それが教会開拓の意味でもあるということでしたね。

さてそれでは、私たちはどのように教会を開拓すればいいのかということについて、今日はお話ししていきたいと思います。

① 祈り求める
使徒の働きの中では、パウロが中心となって様々な場所に教会が産まれていく様子が描かれています。
皆さんは、このパウロがどのようにして、この教会開拓のための宣教旅行に旅立ったか、ご存知でしょうか?
聖書にはこのように書かれています。

使徒 13:2 彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」と言われた。
13:3 そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。

この時、エルサレムの教会では、主を礼拝し、断食が行われていました。
この時教会全体が、深い祈りの中にあったのです。
どんなことに関しても言えますが、私たちが最初にすべき事は、どんな時でも祈る事です。
教会開拓をすることが、どれだけ正しいことだったとしても、それが神様のタイミングで動くのでなければ、それはうまくいかないでしょう。

エルサレム教会の人々が祈り、何をするべきかを求めていた時、神様はバルナバとパウロを教会開拓のために送りだすようにと、彼らに命じたのです。

私達も、祈り求める必要があります。
いつ、どこに、だれが、どうやって教会開拓を始めるのか?
祈り求めましょう。
これまでも、祈って来たと思いますが、もっともっと祈りましょう。
実は、神様がすでに、この中の誰かを教会開拓に召しているのかもしれません。
私たちはそのような神様の声をしっかりと聴く必要があります。
そして何かを命じられたなら、私たちはそれに従って行動するのです。

② 聖霊の働き
次に、そこには聖霊の働きが不可欠です。
イエス様が天に昇られる前、弟子たちにこんな話をしていましたね。
冒頭に読んだ言葉です。

使徒1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」

聖霊が働かれると、どんなことが起こるでしょう?
イエス様が天に昇られた後、ペンテコステの時に起こった出来事が、すべてを物語っています。

使徒2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような分かれた舌が現れて、ひとりひとりの上にとどまった。
2:4 すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。

この日、イエス様の弟子たちの上に聖霊が降り注ぎ、彼らは聖霊に満たされて、外国の言葉で神様をほめたたえ始めました。
それを聞いた外国の人々は、母国で福音が語られるのを耳にして驚きました。
聖霊に満たされたペテロはさらに、立ち止まった人々に福音を伝え、その日だけで3000人ほどの人々がイエス様を救い主として受け入れたのです。
この時、ここから教会が始まりました。
そしてその後も、毎日救われる人々が仲間に加えられたと聖書には書かれています。

皆さん、福音が宣べ伝えられ、教会が始まるためのカギは、聖霊の働きなんです。
私たちの計画や、戦略、がんばりだけでは、教会を立ち上げるのは難しいのです。
だから、祈りから始めなければならないという事もわかりますよね。
そして、先週お話ししたように、教会というのは産まれてくるものなのだという事は、こういう部分からも言えるのかもしれません。
まずは私たちとイエス様との関係が密になり、愛と力をいっぱい受け、その中で神様が私たちを召すのです。
それは時として、私たちの思いとは違うかも知れませんが、神様が命じる事なら、それこそ私たちが歩むべき道ですね。


さて、こうして3週間に渡って教会開拓についてお話をしてきましたが、皆さんはどのように思われましたか?
実は、このメッセージのシリーズを始めてからすでに、何人かの方から質問をいただきました。
その方たちに共通するのは、皆さんそれぞれに教会を生み出していくことの大切さを理解していただいていると同時に、どうすればそれが可能なのかということに疑問を抱いているようでした。
「本当に、私たちに教会を生み出すことができるのか?」
直接お話ししていない中にも、同じ疑問を持たれている方がたくさんいらっしゃると思います。
そこで皆さんに、少し考えてみていただきたいのです。
教会とは、結局何なのでしょう?

教会とはキリストの花嫁、主にある家族、そしてキリストのからだです。
私たちは、今あるクロスロードのような教会を他の場所に作ろうと思うと、経済的にも労力もものすごく大変な事だと思います。
でも実は、私たちの中からすでに生み出されているものが、あるのではないでしょうか?

昨年の10月からは第2礼拝が始まりました。
これなんてもう、すでにひとつの教会として機能しつつあります。
若者たちのグループの中には、日曜以外にもいろいろな所で集まり、祈り合ったり、学びをしたりするということが自主的に行われています。
そこには、普段クロスロードには来ない人たちもいて、クリスチャンじゃない人たちに福音が伝えられることもあります。
厚見さんたちは以前から、定期的にこどもたちを集め、今は中高生を中心とした子どもたちとみことばを分かち合う時を持ったりしています。
ありあさんやみかえるさんたちは、江東区の猿江で定期的に集まり、ゴスペルを歌ったり、聖書を学ぶ時を持っています。
それぞれは、まだ「教会」と言える状態ではないかもしれません。
でも、少し意識の仕方が変わるだけで、こういった集まりがコアとなって「教会」になりうるのではないでしょうか?
そして、そのような小さな教会が成長していくことによって、今のクロスロードのような形の「教会」ができていくのです。

教会開拓は、たぶんほとんどの皆さんが思っているほど難しいことではありません。
実はここにいる誰もが、やろうと思えば始める事ができるものなのです。
(もちろんそれが、ちゃんと成長していくかどうかは別の問題ですけど・・・)

まずはぜひ、祈ってみて下さい。
そして、神様が「私の教会を立てなさい」と言われていると感じたなら、ぜひ僕に相談してみて下さい。
もしも、今すでに始まっている働きがコアとなって教会になるべきだと感じたなら、ぜひ話してみて下さい。
そこから、教会とは何なのか?
そして、どのようにして教会が産まれていくのかという事を、もう少し細かくお話ししていきたいと思います。
そして、教会開拓の働きとして、その重荷を一緒に負っていきませんか?

最後に、イエス様が私たちに与えている言葉を一緒に読んで、今日のメッセージを終わりましょう。

マタイ 9:37 そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
9:38 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」

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