帰国者クリスチャンカンファレンスGRC18に行ってきました!

こんにちは! 最近暑くなってすでに熱中症でOS1を飲みまくってるカオリです。報告が一ヶ月遅くなりましたが、2018年の5月2日(水)〜5月5日(土)まで、帰国者クリスチャン向けのカンファレンスである「Global Returnees Conference2018」略してGRC(グリコ)に行ってきました!

クリスチャンになってからゴスペルイベント以外の大きなイベントは初めての参加だったのでワクワク☆ドキドキしていましたが、控えめに行って最&高でした……。今回は、「GRC18」をレポートします!

目次

「帰国者クリスチャン」とは

画像引用:GRC18

まず、「帰国者クリスチャン」とはなんぞや? と思われるかもしれません。帰国者クリスチャンとは、海外でクリスチャンになり、その後日本に帰ってきた人のことをいいます。

帰国者クリスチャンの中には、日本の文化や教会につまずき、信仰を失ってしまう人が多くいます。その理由は、日本に帰ってきてから支え合えるクリスチャンと繋がれなかったり、海外と日本社会のギャップにショックを受け、忙しい生活を強いられる中で信仰を保つのが難しくなってしまったりするからです。

信仰を失わないために、JCFN(ジャパニーズ・クリスチャン・フェローシップ・ネットワーク)は、帰国者クリスチャンをサポートする働きをしています。さまざま地域でのスモールグループやイベント、カンファレンス、教会探しなどの支援を行っています。その働きの一つが、今回のGRC18なんです!

今回のカンファレンスは、さまざまな国でクリスチャンになった人が300人近く集まりました。

参加したクロスロードメンバー

クロスロード・インターナショナル葛西教会からは、拓馬、ちこ、カオリの3人が参加しました。見てくださいこの笑顔…… そのくらい楽しいひとときでした。

実は、わたしは帰国者クリスチャンではありません。純国産クリスチャンなので、申し込む前は「行ってもいいのかな……」と思ってました。しかし! 締切が延長されていたのと、飢え乾いていたのと、「帰国者クリスチャンのことをもっと知りたい」という思いがあったので参加することにしました! 結果……本当に行ってよかったです!

どんなことをやったの??

新宿から開催ホテルのエバーグリーン富士までは直行バスで2時間弱くらいでした。

ホテルに到着後、チェックインしてお部屋へ。部屋からはバリバリ富士山が見えます。わたしのお部屋は6人部屋で、同室の人は初めてお会いする方ばかりでした。みんな気さくで素敵な女性ばかりで、空いた時間にお互いの話しをするのもこのカンファレンスの一つの醍醐味でした。同じイエス様を信じているからなのか、初めて会うのにずっと友だちだったような感覚になるんですよね。クリスチャンあるあるでしょうか。不思議です。

1、全体集会

朝食や夕食のあとは、全体集会があります。賛美やメッセージ、証を通してイエスさまがわたしたちの主であり、共に住んでくださる方であることをみんなで共有でき、喜びでいっぱいになります。

メッセージはこちらから聞けます。

今回のGRC18のテーマ聖書箇所は以下でした。

シオンの娘よ。喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。ー主の御告げーその日、多くの国々が主につき、彼らはわたしの民となり、わたしはあなたがたのただ中に住む。あなたは、万軍の主が私をあなたに遣わされたことを知ろう。

ゼカリア2章10、11節

頭にすごい残ってるテーマソング「DWELL」。賛美が終わっても「インマァァヌエル、あなたは〜〜〜」と脳内エンドレス再生でした。

2、ネットワーキングタイム

2日目、3日目の全体集会後には「ネットワーキングタイム」がありました。個人的には、すっごい楽しみにしていた時間でした! これは、神様からのビジョンやコーリングを思い巡らし、同じビジョンを持っている人たちと繋がるための時間です。ビジネス、アート&エンターテイメント、家族、政治、メディア、宗教、教育の7つの領域に分かれ、お互いの召しをシェアしました。

わたしは「メディア」のチームとお話ししました。ブログやSNSや動画制作などのインターネット伝道に重荷がある人たちと意見交換でき、改めて心を燃やしました。正直2時間じゃ足りず、もっとお話ししたかったです!

3、地域別ミーティング

海外地域別の集会と、日本国内の地域別ミーティングを行いました。それぞれの地域に分かれてお互いの必要を知り、情報交換しました。

日本地域別集会では、自己紹介や、これから海外から帰国してくる人をどう迎え入れたらよいかについて話をしました。地域によっては、スモールグループを始めようと決意したところもあるそうです。

わたしは東北の集会に参加しました。東北は、面積がめちゃめちゃ広いので(福島から青森は車で8時間くらいかかる)なかなかスモールグループをするのは難しいですが、東北の帰国者クリスチャンのネットワークである「RIM(Returnees In Michinoku)」の情報発信の方法について議論しました。
RIMのフェイスブックページ
今後オンラインミーティングなどもできたらよいですね!

5、分科会

2、3日目には、分科会がありました。スケジュールは以下です。いろんな分科会があるので、どれにしようか迷っちゃいました。


画像引用:GRC18
わたしは、「帰国者にやさしい教会とは」に参加しました。帰国者を受け入れる側の人間として、帰国者が抱えている悩みをリアルな声で聞けてとても参考になりました。帰国者クリスチャンは、日本の伝統的な教会の雰囲気は馴染めないことが多く、孤独を感じやすいようです。なぜなら、帰国者クリスチャンは同じ日本人でも、「マルチカルチャーを持った多文化のクリスチャン」だからです。100%の日本人にはなれないので、日本に帰ってくると孤独を感じやすいのです。

帰国者を受け入れるためには、バルナバがサウロと教会の橋渡しをしたように誰かがサポートする必要があります。今後帰国者クリスチャンが教会に訪れたときには、マルチな文化背景を理解し、違いを受け入れ、そして彼らの身近な存在になれたらいいなと思いました。橋渡しの役割ができたら嬉しいです。

・「帰国者にやさしい教会とは」PDF  横山好江氏

6、スモールグループ

GRC18のスモールグループは、主にお部屋のメンバーで構成されています。毎晩、全体集会後にテーマに合わせて、信仰のことや生活のことなどをシェアします。お互いの悩みを告白し、励まし合う機会になりました。ここで出会ったメンバーとはこれからも繋がっていきたいです! 本当にいい時間でした!

「カンファレンスは知り合いがいないから不安」と思う方もいると思います。でも、大丈夫です。スモールグループがあるので孤独になることはありません。ぜひECやGRCなどのカンファレンスに思い切って参加してみてくださいね。

7、おまけ〜アートギャラリー〜

クリスチャンアーティストが手がけた作品の展示や、メッセージに合わせたパフォーマンスもありました。アートで福音を伝えるのって素晴らしい〜!

まとめ

画像引用:GRC18

このレポートだけでは書ききれないことがたくさんありますが、GRC18を通して共に住んでくださる神様の愛や素晴らしさ、そして互いを励まし合うこと、召しに生きることなどを受け取れました。受け取ったものを、それぞれの場所で流していきたいですね!

クロスロードインターナショナル葛西教会も、GRC18の協力教会となっています。帰国者クリスチャンで教会をお探しの方は、ぜひ遊びに来てみてくださいね! また、スモールグループを探してる場合も気軽にご連絡ください。

ライター 星かおり