ルカ4:18-19『御霊によって神の国をもたらす― 神の栄光のために生きる召し』2026/1/10 山本昇平

「御霊によって神の国をもたらす ― 神の栄光のために生きる召し」

福音書の大部分は、「神の国が来た」という宣言と、「その国に生きよ」という招きでできている。

(副題案)
• アダムからキリスト、そして教会へ
• 神の国は誰によって、どのようにもたらされるのか

礼拝説教ノート

序.問いの提示(Why)

問い:

私たちキリスト者は、
何のために生かされ、
神から何を期待されているのか。

• 単に「救われて天国に行くため」なのか
• それとも、この地上において果たす使命があるのか

👉 聖書の答えは明確:

御霊によって神の国をもたらし、
神が王として栄光を受けられるため

Ⅰ.神の栄光とは何か(Goal)
• 神の栄光とは:
• 抽象的な光ではなく
• 神の主権が現実に現れること
• 民数記14:21
「主の栄光が全地に満ちる」
• つまり:

神の栄光 = 神の国が現れること

Ⅱ.神の国は最初から神のご計画だった(Original Design)
• 創世記1章
• 神は最初から:
• 王として語り
• 秩序を与え
• 命を満たされた
• 世界は「はなはだ良かった」
• 病も死も混沌もなかった

👉 神の国は後付けの救済プランではない
👉 創造の目的そのもの

Ⅲ.人は神の国を地にもたらす存在として造られた
• 人は神のかたちに造られた(創1:26–28)
• 地を治める使命を与えられた

名を与える権威
• 創2:19–20
• 被造物に秩序を与える王的行為

👉 人は:
• 神の代わりに支配する王ではなく
• 神の支配を地に反映する代理人

Ⅳ.神の国が地から後退した理由(Fall)
• 創世記3章
• 人は:
• 神のことばより
• 他の声を信じた
• これは:
• 創造主より被造物を信頼すること
• 偶像礼拝の本質

結果
• 罪が入り
• 人の支配領域に混沌が広がった
• 地は呪われ
• 病と死が入り込んだ

👉 神の国は「否定」されたのではなく、
👉 地において退けられた

Ⅴ.神はご計画を諦めなかった(Redemption)
• 人は自分を贖えない(詩49篇)
• そこで神ご自身が来られた

キリスト ― 最後のアダム
• 人となって来られ
• 罪のない方として
• 十字架で贖いを完成
• その贖いは:
• 人だけでなく
• 被造物全体に及ぶ(コロ1:20)

👉 神の国のご計画は、
👉 キリストにおいて再始動した

Ⅵ.神の国は御霊によって来る(How)
• イエスの宣言:
• 「神の国はあなたがたのただ中にある」(ルカ17:21)
• しかし:
• 神の国は目に見えず
• 御霊によって現される
• ローマ14:17
「神の国は、義と平和と聖霊における喜び」

👉 神の国は、人間の努力ではなく、御霊によって現れる

Ⅶ.教会 ― 神の国をもたらす器(Who)
• 教会は:
• キリストの体
• キリストと一体
• だからイエスは言われた:
• 「わたしのうちにとどまりなさい」
• 「地でつなぐものは天でもつながれている」

👉 キリストが、
👉 御霊を通して、教会を用いて、
👉 ご自身の王権を行使される

Ⅷ.神の国が現れる具体的なかたち(What)
• 人に対して:
• 仕える
• 癒す
• 赦す
• 回復させる
• しかし:
• 罪
• 病
• 悪霊
• 死
• 混沌

に対しては:

御霊によって、
キリストの権威をもって、
強く拒み、命じ、立ち向かう

👉 これは支配欲ではなく、
👉 神の国を回復する行為

Ⅸ.結び ― キリスト者の生きる目的
• キリスト者の人生の目的は:
• 自己実現ではない
• 問題回避でもない

御霊によって神の国をもたらし、
神が王として栄光を受けられること

• それが:
• 創造の目的
• 贖いの目的
• 教会の存在理由

「あなたの御国が来ますように。
御心が天で行われるように、地でも行われますように。」

説教者向けワンセンテンス要約

神は、
御霊によって、
キリストの体である教会を通して、
神の国をこの地にもたらし、
ご自身の栄光を現される。