42日目 出エジプト記36~38章:幕屋の建設 ― 神さまの臨在が宿る場所をつくる

金の子牛の事件によって破られかけた契約は、神のあわれみによって回復されました。

そして民は、神が命じられた幕屋の建設に取りかかります。

出エジプト記36~38章には、神の民が喜びをもってささげ、神のことばに従って幕屋を造り上げる姿が描かれています。

聖書全体の中での位置づけ

出エジプト記33~35章では、神の臨在が再び民と共にあることが約束され、幕屋建設のための献げ物が集められました。

36~38章では、これまで神が示された設計図どおりに幕屋が造られていきます。

創世記ではエデンで神が人と共におられました。

しかし罪によってその交わりは失われました。

幕屋は、神が再びご自身の民のただ中に住まわれることを示す象徴でした。

出エジプト記36章:あふれる献げ物 ── 喜びから生まれる奉仕

民は進んで献げ物を持って来ました。

その量は必要以上となり、モーセが「もう持って来なくてよい」と命じるほどでした。

ベツァルエルやオホリアブを中心に、神から知恵を与えられた人々が幕屋の製作に取り組みます。

神への感謝が、喜んだ献身となって表れたのです。

出エジプト記36章 あふれる献げ物 ── 喜びから生まれる奉仕(36:1-38)

出エジプト記37章:聖なる備品 ── 神との交わりの中心

契約の箱、供えのパンの机、金の燭台、香の祭壇などが造られます。

どれも神が示されたとおりに作られました。

これらの備品は、神との交わり、礼拝、祈り、導きを象徴しています。

神との関係が、幕屋の中心に据えられていました。

出エジプト記37章 聖なる備品 ── 神との交わりの中心(37:1-29)

出エジプト記38章:祭壇と庭 ── 贖いへの道

青銅の祭壇や洗盤、幕屋の庭が造られます。

祭壇は罪の赦しのための犠牲がささげられる場所でした。

また建設に用いられた材料が記録され、神の働きが誠実に管理されていたことも示されています。

神のための働きには忠実さと真実さが求められるのです。

出エジプト記38章 祭壇と庭 ── 贖いへの道(38:1-31)

神さまの働きとメッセージ

出エジプト記36~38章は、一見すると建築や製作の記録のように見えます。

しかしその中心にあるのは、「神が民と共に住まわれる」という大きな恵みです。

民は以前、金を持ち寄って偶像を造りました。

しかし今は同じ金を神のためにささげています。

悔い改めた心が、礼拝と献身へと変えられたのです。

また何度も「主がモーセに命じられたとおりに」という言葉が繰り返されます。

それは神への従順の大切さを教えています。

神との交わりは、人間の考えや方法ではなく、神が示された道によって築かれます。

新約聖書において、イエス・キリストは神の臨在そのものとして来られました。

そして今、教会と信じる者一人ひとりが聖霊の宮とされています。

神はもはや幕屋の中だけではなく、ご自身を信じる者の内に住まわれるのです。

神はご自身の民と共に住むことを望み、そのための道を備えてくださるお方なのです。

考えてみよう

  • 私は神に対して喜んでささげる心を持っているでしょうか。
  • 神から与えられた賜物を、神のために用いているでしょうか。
  • 神への従順を、自分の考えより優先しているでしょうか。
  • 神との交わりを生活の中心に置いているでしょうか。
  • 私の時間や財産は、神への感謝を表すものとなっているでしょうか。
  • 自分自身が聖霊の宮であることを意識して生活しているでしょうか。
  • 今日、神の臨在をより深く意識するために何ができるでしょうか。