著者:伝統的にモーセとされるが、現代学術では古代イスラエルの複数の伝承が編集されたと考えられている。
成立時期:BC15~5世紀の幅が議論されるが、物語自体はさらに古い口承伝統に基づく。
創世記1~11章は「原初史」と呼ばれ、世界の起源・人間の本質・罪の広がりを描く。
創世記12~50章は「族長物語」で、アブラハム・イサク・ヤコブ・ヨセフの家族史を通して神の約束が展開する。
イスラエルの民がどこから来たのか、なぜ神に選ばれたのかを示す“起源の書”である。
創世記1~11章 原初の世界の歴史
創世記1章 天地創造 神が天地と人間を創造された始まりの記録。
創世記3章 人間の罪と救いの計画 アダムとエバの罪によって死と呪いが世界に入る。
創世記4章 罪は罪を産む 罪が人類社会へ広がり、最初の殺人が起こる。
創世記5章 なぜ系図があるのか アダムからノアまでの系図が記される。
創世記6章 神とともに歩んだノア 神が世界を裁き、ノアの家族を通して新しい始まりを与えられる。
創世記10章 ノアの系図 洪水後の民族の広がりが描かれる。
創世記11章 バベルの塔 人間の高慢に対する裁きと諸言語の起源。
創世記12~25章 アブラハムの物語
創世記12章 アブラハム契約 アブラハムが神に召され、約束の地へ向かう。
創世記15章 信仰による義 神がアブラハムと契約を結び、子孫の約束を与えられる。
創世記18章 アブラハムのとりなし 神の義なる裁きとアブラハムの執りなし。
創世記20章 繰り返される失敗 イサク奉献を頂点とするアブラハムの信仰。
創世記23章 サラの死 サラの死、イサクの結婚、アブラハムの生涯の終わり。
創世記25~36章 イサクとヤコブの物語
創世記25章 アブラハムの最期 ヤコブが長子の権利と祝福を受け継ぐ。
創世記28章 ヤコブのはしご ハランでの生活と十二部族の基礎が築かれる。
創世記31章 ラバンとの別離 ヤコブが神と格闘し、エサウと和解する。
創世記34章 だまし討ち 約束の家系とエドムの発展が対比される。
創世記37~50章 ヨセフの物語
創世記37章 ヨセフの夢 兄たちの嫉妬によってエジプトへ売られる。
創世記38章 汚れの中の光 メシア系図につながるユダ家の出来事。
創世記39章 罠と祝福 神の導きによってヨセフが宰相となる。
創世記42章 兄弟たちとの再会 試練を通して兄弟たちが変えられていく。
創世記46章 エジプトへの移住 ヤコブ一家がエジプトに移り住む。
創世記48章 クロスする祝福の手 ヤコブとヨセフの祝福、そして将来への希望。
