あなたの弱さは何ですか?

IIコリント 12:9 しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。
12:10 ですから私は、キリストのゆえに、弱さ、侮辱、苦悩、迫害、困難を喜んでいます。というのは、私が弱いときにこそ、私は強いからです。

会社が僕たちを雇う時、面接官は僕達の長所を見、特技があったり、経歴の素晴らしい人を選ぶ。 
しかし、神さまは僕たちの弱さゆえに、僕たちを選んだんだ。 

イエスさまは弱い者のために、この世界に来た。 
医者が必要なのは、健康な人ではなく、病人だと言った。 
だから僕たちは、神さまに選ばれた。 

自分の力でできることなら、自分でやればいい。 
お金で解決できるなら、お金をためればいい。 
医者が治してくれるなら、病院に行けばいい。 
そう考えている人には、神さまは必要ない。 
神さまを必要としていない人に、神さまは手を貸さない。 
それが、彼らの選んだ道だからだ。 

全てのことにおいて、自分に頼る事は出来ないと知っている人。 
神さまだけが頼りだと、自覚している人。 
それを聖書は、心の貧しい人と呼んでいる。

 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」(マタイ5:3) 

弱さを知る僕たちは、神さまに委ねることができる。 
神さまに委ね、信頼するとき、神さまは僕たちの上に、真の力を発揮することができるんだ。 

だから僕たちは、自分の弱さを知ったときにこそ、本当の強さを得る。 
その強さは、自分の強さではない。 
神さまの強さだ。 

神さまの強さを得た僕たちに、何を恐れる必要があるだろうか? 

パウロは自意識過剰だった。 
ペテロは単細胞だった。 
トマスは疑り深く、ヨハネは雷のような怒りんぼだった。 
マルタは心に余裕が無く、マリアは娼婦だった。 
弟子達よりも早く福音を述べ伝えていたのは、病人や、悪霊に憑かれた人々だった。 

イエスさまの周りにいた人々は、僕たちと同じように、弱さをたくさん持った人々だったんだよ。 
そして彼らは、その弱さのゆえに神さまに選ばれ、用いられたんだ。 

あなたの弱さは何ですか? 
それが神さまからあなたに与えられた、最も大きな贈り物だよ。 
その弱さゆえに、神さまは僕たちを用いることができるんだから。