創世記47章 ゴシェン
ファラオとの対面
打ち合わせていた通りに話が進み、ヤコブとその家族はゴシェンに移住することとなります。
その時、ヤコブはエジプトのファラオと対面します。
「あなたは幾つになるのですか?」と聞くファラオに、ヤコブはこう答えました。
創世記 47:9 ヤコブはファラオに答えた。「私がたどってきた年月は百三十年です。私の生きてきた年月はわずかで、いろいろなわざわいがあり、私の先祖がたどった日々、生きた年月には及びません。」
130年って十分長いじゃないかと思いますが、アブラハムは175年、イサクは180年生きました。
それに比べれば、ヤコブは短いことになります。
それは、自分の不信仰の故だとヤコブは考えていました。
エジプトの繁栄
ヨセフによって、エジプトはさらに栄えていきます。
ききんはまだ5年の間続き、その間穀物を蓄えていたエジプトだけが余裕を持っていました。
周りの地域の人々は、銀が尽きると家畜、家畜が尽きるとの土地と食べ物を交換しました。
そうしてエジプトが次々と支配地を広げて行きます。
すべては、ヨセフの統治下に起こっていきました。
改めて、神さまに従いながら働くときにどんな祝福があるのかということを考えさせられますね。
エジプトの王はあくまでもファラオでしたが、ヨセフによってエジプトは栄えたのです。
ヤコブの遺言
さて、それからさらに17年の月日が経ち、ヤコブが147歳になった頃、ついにヤコブは自分の死が近いことを知ります。
ヤコブはヨセフを呼び、彼に遺言を残します。
それは、自分が死んだあと、この地には葬らないで欲しいということです。
ヤコブは、祖父アブラハムや父イサクが葬られたカナンの地に、自分も眠りたいと願っていました。
ヨセフは約束、ヤコブの死後、それは実現されることになりました。