十戒(9)偽証をしない(過去ブログより)
出エジプト 20:16 あなたは隣人について、偽証してはならない。
“偽証”というのは、裁判の用語で、うその証言をするという事だ。
あなたは、嘘の証言をしてはならない。
裁判員の制度ができたとは言え、今の僕達には、このままの意味ではあまり自分の事として受け取れないかもしれない。
じゃあ、こういうのはどうだろう?
友達と話をしていて、ある人の噂話を耳にした。
「あの人って○○らしいよ。」と話していたが、後になってそれが本当ではないという事がわかった。
ちょっと極端な話かもしれないけれど、これって偽証の延長線上にあるものなんじゃないかと僕は思う。
確かにそれは裁判の場ではないかもしれない。
でも、そこで誤った情報を流してしまう事で、噂をされた方は少なからず被害を被ったはずだ。
無実の罪で、文字通り人から裁かれるという事もあるだろうと思う。
それは人間関係の中に不信感を与え、時にはその関係を大きく破壊する事もある。
そうやって壊れた人間関係を、僕はいくつも知っている。
噂話は、僕達が気付かずについついしてしまう大きな罪の一つなんじゃないだろうか。
時にそれは、「心配しているから。」という大義名分のもとに行われる。
時にそれは、“祈りの課題“という形をとって行われる。
“本当の事だったからオッケー”という話ではない事をわかってもらえるだろうか。
僕達の好奇心は、こうして噂話や憶測を生みだすのだけれど、噂話や憶測というものそれ自体が
僕たちは、こういう噂話を自分から発しないという事も大切だけれど、噂話に乗ってしまわないように気をつける必要があるのかもしれないね。
まとめ: 誰かを不利にしてしまうような嘘を言うのはやめよう