33日目 出エジプト記10~12章:最後の災いと過ぎ越しの夜

エジプトへの災いはついに終盤を迎えます。

神は繰り返しファラオへ悔い改めの機会を与えられましたが、彼はなお心をかたくなにしました。

そして最後の災いを通して、神はイスラエルを奴隷状態から救い出されます。

聖書全体の中での位置づけ

出エジプト記7~9章では、神が災いを通してエジプトとファラオにご自身の力を示されました。

10~12章では、残る災いと過ぎ越しの制定が記されます。

この出来事は旧約聖書における救いの中心であり、後にイエス・キリストによる救いを理解するための重要な土台となります。

神はご自身の民を救うために、決定的な御業を行われるのです。

出エジプト記10章:イナゴと暗闇 ── 主のみが真の支配者

神はいなごの災いを送り、エジプトに残された作物を食い尽くされます。

さらに三日間にわたる暗闇が全土を覆いました。

それでもファラオは完全には従おうとしませんでした。

神のことばを拒み続ける心は、ますますかたくなになっていったのです。

出エジプト記10章 イナゴと暗闇 ── 主のみが真の支配者(10:1-29)

出エジプト記11章:最後の警告 ── 長子の死

神は最後の災いを予告されます。

それはエジプト中の長子が死ぬという恐ろしいものでした。

しかし神は事前に警告を与え、イスラエルの民を守る備えを示されます。

神の裁きは突然ではなく、繰り返し語られた警告の後に行われるものでした。

出エジプト記11章 最後の警告 ── 長子の死(11:1-10)

出エジプト記12章:過ぎ越し ── 血による救い

神はそれぞれの家に小羊を用意し、その血を門柱とかもいに塗るよう命じられます。

その夜、死の使いは血の印のある家を過ぎ越しました。

こうしてイスラエルの民は守られ、ついにエジプトを出て行くことになります。

過ぎ越しは、その後の世代にも神の救いを覚えるための記念として定められました。

出エジプト記12章 過ぎ越し ── 血による救い(12:1-51)

神さまの働きとメッセージ

出エジプト記10~12章は、神の裁きと救いが同時に現される場面です。

神はファラオに何度も機会を与えられました。

しかしファラオは悔い改めようとしませんでした。

その結果、裁きの日が訪れます。

一方で神は、ご自身の民には救いの道を備えてくださいました。

イスラエルが救われたのは、自分たちが優れていたからではありません。

神が備えられた小羊の血によって守られたからです。

この過ぎ越しの小羊は、新約聖書においてイエス・キリストを指し示しています。

キリストは私たちのために犠牲となり、その血によって罪と死から救ってくださいました。

出エジプトの夜は、やがて十字架の出来事へとつながっていくのです。

救いは人の努力によるのではなく、神が備えられた小羊によって与えられるのです。

考えてみよう

  • 私は神の語りかけに素直に応答しているでしょうか。
  • ファラオのように、心をかたくなにしている部分はないでしょうか。
  • 神が与えてくださる警告を真剣に受け止めているでしょうか。
  • イスラエルの民を守った小羊の血が、キリストの救いを示していることをどのように受け止めますか。
  • 私は自分の行いではなく、神の恵みによる救いを信頼しているでしょうか。
  • 神が過去に与えてくださった救いを覚える習慣を持っているでしょうか。
  • 今日、神の救いにどのような感謝をささげることができるでしょうか。