39日目 出エジプト記28~29章:祭司の服装と任職の儀式

神は幕屋の設計を示された後、その幕屋で仕える祭司たちについて語られます。
祭司は神と民との間に立ち、礼拝ととりなしの務めを果たすために選ばれました。
その働きは、人が神に近づくためにどれほど神の恵みが必要であるかを教えています。
聖書全体の中での位置づけ
出エジプト記25~27章では、神が民の中に住まわれる幕屋について語られました。
28~29章では、その幕屋で仕える祭司たちが整えられます。
神は民と共に住まわれますが、罪ある人間が聖なる神の前に出るためには仲介者が必要でした。
祭司制度は、後に来られる完全な大祭司イエス・キリストを指し示しています。
出エジプト記28章:祭司の衣 ── 栄光と聖さのために
神はアロンとその子らを祭司として選ばれます。
彼らは特別な衣を身に着けて奉仕するよう命じられました。
胸当てにはイスラエル十二部族の名が刻まれ、祭司が民を覚えながら神の前に立つことが示されています。
また額には「主への聖なるもの」と刻まれた金の札が付けられ、祭司の務めが神に属するものであることが示されました。
出エジプト記29章:任職の儀式 ── 聖別される祭司たち
神は祭司たちを任職するための儀式を命じられます。
洗い清め、油注ぎ、いけにえのささげ物を通して、彼らは神の奉仕のために聖別されました。
また毎日ささげられる全焼のささげ物についても命じられます。
神との交わりは、一時的なものではなく継続的なものでなければならなかったのです。
神さまの働きとメッセージ
出エジプト記28~29章は、人が自分の力で神に近づくことはできないことを教えています。
祭司たちでさえ、まず清められ、聖別されなければなりませんでした。
神は聖なるお方です。
だからこそ、神の前に立つためには神ご自身が備えてくださる方法が必要でした。
祭司は民の名を胸に刻みながら神の前に立ちました。
これは神がご自身の民を忘れておられないことを示しています。
しかし旧約の祭司たちは完全ではありませんでした。
彼ら自身も罪人だったからです。
新約聖書は、イエス・キリストこそ完全な大祭司であると教えています。
キリストはご自身をいけにえとしてささげ、私たちを神の前に導いてくださいました。
そして今、信じる者はみな祭司として神に近づく特権が与えられています。
神は聖なるお方ですが、同時にご自身の備えによって私たちを御前へ招いてくださるお方なのです。
考えてみよう
- 神の聖さをどれほど意識して礼拝しているでしょうか。
- 自分の力ではなく、キリストによって神に近づけることを感謝しているでしょうか。
- 神は私の名を覚えていてくださることを信じているでしょうか。
- 日々の生活を神にささげる歩みをしているでしょうか。
- 礼拝を特別な時間だけでなく、日常の生き方として考えているでしょうか。
- イエス・キリストが私のためにとりなしてくださることは、どのような慰めになるでしょうか。
- 今日、神に聖別された者としてどのように歩むことができるでしょうか。

