39日目 出エジプト記28~29章:祭司の服装と任職の儀式

 

28章:祭司の服装 ― 神さまの聖さを身にまとう

大祭司の服装:神さまの栄光と美しさを表す

神さまはモーセに、アロンとその子らのために 「栄光と美しさのための服」を作るよう命じられます。

大祭司の服装は、 神さまの聖さを象徴する“歩く聖所”のような存在でした。

主な要素は次のとおりです。

  • エポデ(肩当て)

    • 金・青・紫・緋の糸で織られた豪華な衣

    • 肩にはイスラエルの十二部族の名が刻まれた二つの宝石 → 大祭司が“民を背負って”神さまの前に立つ象徴

  • 胸当て(さばきの胸当て)

    • 十二の宝石に十二部族の名

    • ウリムとトンミムが入れられる → 神さまの導きと裁きがここから示される

  • 青い上着

    • 裾にはざくろと金の鈴 → 大祭司が聖所で動くたびに鈴が鳴り、神さまの前に立つことを知らせる

  • 額の金板(聖なる冠)

    • 「主の聖なるもの」と刻まれている → 大祭司の務めが“神さまのために区別されたもの”であることを示す

これらすべては、 神さまの臨在にふさわしい“聖さの衣”でした。

祭司の服装:奉仕のために整えられる

アロンの子ら(祭司)にも特別な服が与えられます。

  • 亜麻布の衣

  • 頭巾

これらは、 神さまの前に仕える者としての清さと整えを象徴します。

29章:祭司の任職の儀式 ― 神さまのために区別される

任職の目的:祭司を“聖別”する

祭司は、 神さまのために特別に区別された存在です。

そのため、任職の儀式は非常に丁寧で、 神さまの聖さを中心に進められます。

任職の流れ:三つのいけにえと油の注ぎ

1. 洗い清め

アロンとその子らは水で洗われます。 これは、奉仕の前の清めを象徴します。

2. 油の注ぎ

アロンの頭に油が注がれます。 これは、神さまの霊による任命を意味します。

3. いけにえのささげ物

三種類のいけにえがささげられます。

  • 罪のいけにえ:罪の赦し

  • 全焼のいけにえ:献身

  • 和解のいけにえ:神さまとの交わり

祭司の務めは、 赦し・献身・交わりの三つの柱の上に立っています。

血の塗布:奉仕のための耳・手・足

任職の際、雄羊の血が

  • 右の耳

  • 右手の親指

  • 右足の親指

に塗られます。

これは、 神さまの声を聞き、神さまのために働き、神さまの道を歩む という象徴的な行為です。

七日間の任職期間

任職は一日で終わりません。 七日間続けて行われます。

七は完全数。 つまり、 祭司の務めは“完全に神さまに属する”という意味です。

歴史的・神学的背景

  • 祭司制度はイスラエルの礼拝の中心

  • 大祭司の服装は古代近東でも類例が少ないほど象徴性が高い

  • 十二の宝石はイスラエル全体を代表する“仲介者”の役割を示す

  • 任職の儀式はレビ記8章で実際に行われる

  • 新約では、キリストが“完全な大祭司”としてこの象徴を成就する

神さまの働きとメッセージ:出エジプト記28~29章

  • 神さまは、礼拝に仕える者を丁寧に整えられる

  • 神さまは、民を背負う“仲介者”を立てられる

  • 神さまは、赦し・献身・交わりを通して人を近づけられる

  • 神さまは、あなたの耳・手・足を“ご自身のために”用いられる

  • 神さまは、あなたを日常の中で“聖別された者”として招いておられる

考えてみよう

  • あなたの耳は、神さまの声をどのように聞いていますか

  • あなたの手は、神さまのためにどのように働いていますか

  • あなたの足は、神さまの道をどのように歩んでいますか

  • あなたの生活の中で“聖別”が必要な領域はどこでしょう

参考メッセージ

出エジプト28:1-5(28:1-30:38) 出エジプト15 『祭司の役目』 2025/07/06 けんたろ