著者:テコア(エルサレム南方約18km)の牧夫アモス。職業預言者ではなく、神に召された一般人。
時代:BC8世紀 ウジヤ王(ユダ)とヤロブアム2世(北イスラエル)の時代
北イスラエルは経済的繁栄の絶頂期。しかし繁栄の裏で貧者の搾取・腐敗した宗教・社会的不正が蔓延していた。
アモス書は、繁栄の裏で弱者を踏みにじる社会に対し、 「正義と公義を流れさせよ」と叫ぶ、旧約最強の社会批判書。
神の裁きと回復の両方を示す預言書である。
1章 諸国民への裁きの宣言
ダマスコ・ガザ・ツロ・エドム・アモンなど周辺諸国への裁き。
2章 ユダとイスラエルへの裁き
選民である両国も同じ基準で裁かれることが強調される。
3章 イスラエルへの告発:特権と責任
選ばれた民だからこそ、罪はより重く問われる。
4章 悔い改めを拒むイスラエル
神の繰り返しの警告にもかかわらず、悔い改めない姿。
5章 正義を大河のように:主の日の誤解
「主の日」は祝福ではなく裁きの日であると再定義される。
6章 安逸と傲慢への警告
繁栄の中で弱者を踏みにじる支配者階級への断罪。
7章 三つの幻とアモスの召命
イナゴ・火・下げ振りの幻、そしてアモスとアマツヤの対立。
8章 夏の果物の幻:終わりの迫るイスラエル
霊的腐敗と社会的不正の頂点に達した状況。
9章 裁きの完成とダビデ家の回復
裁きの後に訪れる回復と、諸国民への祝福の展望。
