著者:預言者ナホム エルコシュ人(1:1)名前の意味は 「慰め(comfort)」。

執筆年代:アッシリア帝国の最盛期〜衰退期(BC663〜612)

ニネベ滅亡(BC612)を預言する書です。

歴史的背景:アッシリア帝国は当時の世界最強国家。北王国イスラエルはすでにアッシリアに滅ぼされていた(BC722)。

ナホムの特徴:

  • 他の預言者のように悔い改めへの招きはほとんどない。

  • 裁きの確定宣言が中心。

  • 文学的に非常に優れた詩的表現(戦闘描写・自然描写)。

  • 神の正義と主権を強調する預言者。

ヨナ書との比較:

ヨナ書 ナホム書
ニネベの悔い改め ニネベの滅亡
神の憐れみ 神の正義
悔い改めの余地 裁きの確定
神の忍耐 神の裁き

内容:

1章 主の義なる怒りとニネベ滅亡の宣言

主の義なる怒りが示され、ニネベ滅亡が神の確定した裁きとして宣言される。

2章 ニネベ陥落の生々しい描写と神の裁きの確実性

ニネベ陥落の戦闘が生々しく描かれ、神の裁きが歴史の中で実現する確実性が示される。

3章 暴虐の都ニネベへの最終的裁きと恥の暴露

暴虐の都ニネベの罪が暴かれ、恥と完全滅亡という最終的裁きが告げられる。