著者:預言者ハバクク 著者についてはほとんど情報がない。

名前の意味:「抱きしめる/しがみつく」→ 疑問を抱えながらも神にしがみつく信仰者の姿を象徴

ハバククの特徴:神に問いかける預言者(他の預言者は「神が語る→民へ伝える」が中心)「なぜですか」「いつまでですか」と神に訴える。

神との対話形式で書かれる稀有な預言書。

時代背景:南ユダ王国の終末期(BC609〜597頃)バビロン帝国が台頭し、ユダが滅亡へ向かう直前の時代

ユダ国内は暴虐・不正・腐敗が蔓延。裁判は曲げられ、弱者が踏みにじられる。バビロンが急速に台頭し、周辺諸国を征服。

神の民が「より悪い国」によって裁かれるという矛盾。民は神を捨て、偶像礼拝が広がる

内容:

1章 悪が栄える現実への問いと、バビロンを用いる神の答え

ユダの不正と暴虐を前に、ハバククが「なぜですか」と問い、神はバビロンを裁きの器として立てると答える章。

2章 神の答え:義人は信仰によって生きる(五つのわざわい)

神はハバククに啓示を書き記すよう命じ、バビロンへの五つの「わざわい」を宣言しつつ、義人の歩みの原則を示す章。

3章 信仰の賛歌:状況が最悪でも主を喜ぶ信仰

ハバククが過去の神の救いを思い返し、「いちじくがなくても主を喜ぶ」と告白する、信仰のクライマックスとなる章。