著者:使徒ペテロ。ローマ(象徴的に「バビロン」と呼ばれる)から書いたと考えられている。

執筆時期:紀元62~64年頃で、ネロによる本格的な迫害の少し前と見られる。

宛先:小アジア(現在のトルコ周辺)に散らされていた信徒たちです。

社会から疎外され、誤解や中傷、様々な苦難を経験していました。

中心テーマ: 「苦難の中の希望」 

苦難や迫害の中にある信徒たちに向けて、「希望を失わず、キリストに従い続けなさい」と励ます慰めと励ましの手紙です。

適用のコツ:「苦難を避ける方法」ではなく、「苦難の中でどう神に忠実に生きるか」という視点で読むと理解が深まります。

また、「希望」「聖さ」「苦難」「栄光」という言葉の流れを追うと、手紙全体のメッセージがよく見えてきます。

内容:

第一ペテロ1章 生ける希望 キリストの復活によって与えられた生ける希望と、聖なる生き方への召しを教えます。

第一ペテロ2章 王なる祭司 信徒が神に選ばれた民であり、この世で良い証しを立てるよう召されていることを教えます。

第一ペテロ3章 柔和な弁明 家庭や社会の中でキリストに従い、苦難の中でも希望を証しすることを勧めます。

第一ペテロ4章 苦難の中の栄光 キリストの苦難にあずかる者として、神の栄光のために生きることを教えます。

第一ペテロ5章 牧者と群れ 長老たちへの勧めと信徒への励ましを通して、神の恵みに堅く立つよう教えます。