使徒2章 聖霊によって始まる教会の誕生

五旬節(ペンテコステ)

旧約時代の五旬節(シャブオット)は、次のような意味を持つ祭りでした。

  • 過越祭から7週後(50日目)に祝われる収穫祭

  • 大麦に続く小麦の“初穂”を神にささげる日

  • 収穫を与えた神への感謝を表す祭り

  • 後のユダヤ伝統では シナイで律法が与えられた日 とも記念された

  • 神の恵み(収穫)と契約(律法)を思い起こす日

五旬節に聖霊が下ったのは、旧約の象徴が新約で成就する最適の時だったからです。 この日は世界中のユダヤ人がエルサレムに集まり、福音が一気に広がる備えが整っていました。また、旧約で“初穂の収穫”を祝う日が、新約では救われる人々という霊的な初穂の現れとなりました。さらに、律法が与えられた日とされた五旬節に、心に書かれる律法=聖霊が与えられたことで、神の新しい契約が始まったことが示されたのです。

イエスさまが復活したのが「初穂の日」であり、私たちすべての人類の初穂となってくださり、その年の「五旬節」にイエスに従う人々がそれ次ぐ収穫として新しい命を得たのです。

ここでもう少し詳しくお話ししています。

聖霊降臨:

ペンテコステで起こった主な出来事

  1. 激しい風のような響きが家全体に満ちた  神の霊が力強く臨んだことを象徴する出来事でした。

  2. 炎のような舌が現れ、弟子たち一人ひとりの上にとどまった  旧約の“神の臨在のしるし”が、今や共同体全体に宿ったことを示します。

  3. 弟子たちが聖霊に満たされ、各国の言葉で語り始めた(異言)  世界中から来ていたユダヤ人が、自分の母語で福音を聞き、驚きました。

  4. ペテロが立ち上がり、初めての福音説教を語った  ヨエル書の預言の成就として、聖霊の降臨を説明しました。

  5. 約3,000人が悔い改めてバプテスマを受け、教会が誕生した  旧約の“初穂の祭り”が、救いの初穂として実現した瞬間です。

これらのことがしるしとして起こりました。
いわゆるペンテコステ派と呼ばれる人たちの中には、これらのしるしが何よりも大事だと思う人たちもいます。
でも、すべてのしるしがこのような奇跡(超常現象)として起こるわけではありません。
 
ガラテヤ書で、パウロは御霊の実について語っています。
 
ガラテヤ 5:22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、
5:23 柔和、自制です。このようなものに反対する律法はありません。
これもしるしと言えますが、超常現象ではなくもっと実質的な変化であり、ゆっくり育まれていくものでもあります。
 
大切なのは、私たちが神の家族として繋がり、キリストの体として機能し始めたかどうかという実質的な部分なのです。

最初の教会:

  1. 教えに熱心  使徒たちの教えを学び、イエスの言葉を土台に生きようとしていました。

  2. 深い交わり(コイノニア)  食事を共にし、互いの生活を支え合う家族のような共同体でした。

  3. 祈りに満ちていた  祈りが生活の中心で、神への依り頼みが自然な姿として現れていました。

  4. 必要に応じて持ち物を分かち合った  貧しい人が出ないように、財産や所有物を惜しまず分け合いました。

  5. 喜びと真心をもって礼拝し、人々に好意を持たれた  神への賛美があふれ、周囲の人々から信頼され、救われる人が日々加えられました。

最初の教会は、教え・交わり・祈り・分かち合い・賛美が自然に満ちあふれ、聖霊によって一つにされた温かい共同体でした。