年表:旧約時代の王と預言者

  • 著者:伝統的には預言者 イザヤ(アモツの子) に帰される。

  • 預言内容

    • 前半(1–39章):紀元前8世紀、アッシリア帝国の脅威の時代。

    • 中盤(40–55章):バビロン捕囚期の慰めの預言。

    • 後半(56–66章):捕囚帰還後の再建期。

この区分の前半を第一イザヤ、中盤を第二イザヤ、後半を第三イザヤとして、それぞれ違う著書によるものだとする学説がある。

預言内容が約200年にわたる歴史・文体・神学の変化を含むため、複数の著者(イザヤ本人+後継の預言者たち)によって形成されたと考える近代聖書学の学説

信仰的には「イザヤ書は一つの統一された預言書」と理解する立場も強く存在します。

  • 主題:神の聖さ、裁きと悔い改め、「残りの者(レムナント)」への希望、メシア的救い(しもべの歌など)

1–12章:ユダへの裁きと希望

1章 背信した民への訴え
2章 終末の平和と高ぶりへの警告
3章 エルサレムの崩壊と裁き
4章 主の枝による回復
5章 ぶどう畑の歌と不義への嘆き
6章 イザヤの召命と聖なる神
7章 インマヌエルのしるし
8章 アッシリアの脅威と主への信頼
9章 光として来る王の約束
10章 アッシリアへの裁きと残りの者
11章 エッサイの根から出る王
12章 救いの神への賛歌

13–23章:諸国民への裁き

13章 バビロンへの宣告
14章 バビロン王の没落
15章 モアブへの嘆き
16章 モアブの避難と裁き
17章 ダマスコとイスラエルへの裁き
18章 クシュへの預言
19章 エジプトの崩壊と回復
20章 裸のしるしによる警告
21章 バビロン・エドム・アラビアへの預言
22章 エルサレムの不信と裁き
23章 ツロの没落

24–27章:終末の裁きと救い

24章 全地への裁き
25章 死を飲み尽くす神の勝利
26章 信頼する者の歌
27章 レヴィヤタンの裁きとイスラエルの回復

28–35章:裁きと回復の対比

28章 エフライムの酔いと主の教え
29章 アリエルへの裁きと回復
30章 エジプト依存への警告
31章 主への依り頼みの回復
32章 正義の王国の到来
33章 主の王権と救い
34章 諸国への裁きとエドムの荒廃
35章 荒野の回復と喜び

36–39章:歴史的物語(ヒゼキヤ)列王記、歴代誌 の並行箇所に関して

36章 アッシリアの脅し
37章 ヒゼキヤの祈りと解放
38章 ヒゼキヤの病と癒し
39章 バビロン使節と将来の捕囚

40–55章:第二イザヤ(慰めとしもべ)

40章 慰めの宣言
41章 イスラエルの選びと励まし
42章 主のしもべの使命
43章 新しい救いの約束
44章 偶像批判とイスラエルの回復
45章 キュロスを用いる神
46章 バビロンの偶像の無力
47章 バビロンの没落
48章 頑なな民への忠告
49章 しもべの使命と諸国への光
50章 従順なしもべ
51章 慰めと救いの確かさ
52章 良い知らせとしもべの高揚
53章 苦しむしもべ
54章 回復するシオン
55章 恵みへの招き

56–66章:第三イザヤ(帰還後の信仰と終末)

56章 異邦人への招きと正義
57章 偶像礼拝への叱責と回復
58章 真の断食と社会正義
59章 罪の現実と救い主の到来
60章 栄光に輝くシオン
61章 主の恵みの年
62章 シオンの回復と新しい名
63章 主の憐れみと裁き
64章 憐れみを求める祈り
65章 新しい天と新しい地の約束
66章 終末の裁きと新創造