30日目 出エジプト1-3:奴隷の苦しみと燃える柴の神の召命

創世記の終わりでヤコブの家族はエジプトに移り住みました。

しかし長い年月の後、イスラエルの民は奴隷として苦しむようになります。

出エジプト記は、その苦しみの中で神が救いの御業を始められる物語です。

聖書全体の中での位置づけ

創世記では、神がアブラハム、イサク、ヤコブに約束を与え、その家族を守り導かれました。

出エジプト記では、その子孫が一つの大きな民となり、神によって奴隷状態から救い出されます。

これは旧約聖書最大の救いの出来事であり、後のイエス・キリストによる救いを指し示す重要な出来事となります。

神は約束されたことを決して忘れないお方です。

出エジプト記1章:新しい王と圧政 ― 神の民を守られる主

ヨセフを知らない新しい王がエジプトを支配し始めます。

イスラエル人が増え広がることを恐れたファラオは、彼らを奴隷として苦しめました。

さらに男の子を殺す命令まで出します。

しかし迫害が強まるほど、イスラエルの民は増え広がっていきました。

神の約束は人間の力で止めることはできませんでした。

出エジプト記1章 新しい王と圧政 ― 神の民を守られる主(1:1-22)

出エジプト2章:モーセの誕生 ― 隠された神の備え

モーセはファラオの命令の中で生まれます。

神の守りによってナイル川から救われ、王宮で育てられました。

しかしモーセは自分の力で同胞を救おうとして失敗し、ミディアンの地へ逃れます。

その間も神は静かに働き、救いのための器を整えておられました。

出エジプト記2章 モーセの誕生 ― 隠された神の備え(2:1-25)

出エジプト3章:燃える柴 ― 神の召命

荒野で羊を飼っていたモーセは、不思議な光景を目にします。

柴は燃えているのに焼け尽きませんでした。

そこで神はモーセに現れ、イスラエルをエジプトから救い出す使命を与えられます。

神はご自身を「わたしはあるという者」として示し、苦しむ民の叫びを聞いておられることを告げられました。

出エジプト記3章 燃える柴 ― 神の召命(3:1-22)

神さまの働きとメッセージ

出エジプト1~3章には、苦しむ民を忘れない神の姿が描かれています。

イスラエルの民は長い間苦しみの中にいました。

神が沈黙しておられるように見えたかもしれません。

しかし神は彼らの苦しみを見ておられました。

その叫びを聞いておられました。

そして救いのための備えを進めておられました。

モーセ自身も、四十年もの間荒野で過ごしました。

しかしその時間は無駄ではありませんでした。

神は人を用いる前に整えられることがあります。

私たちにも、神が何もしておられないように見える時があります。

けれども神は見えないところで働いておられます。

そして時が来ると、ご自身の計画を明らかにされるのです。

出エジプトの救いは、後にキリストによる救いを指し示しています。

罪の奴隷であった私たちを、神は御子によって救い出してくださいました。

神は苦しむ者の叫びを聞き、最も良い時に救いの御業を始められるお方なのです。

考えてみよう

  • 神が沈黙しておられるように感じる状況はないでしょうか。
  • 苦しみの中でも神が働いておられることを信じられるでしょうか。
  • モーセのように、神によって整えられる時を受け入れているでしょうか。
  • 私は自分の力で問題を解決しようとしていないでしょうか。
  • 神が今の私に与えようとしている使命は何でしょうか。
  • 神は私の祈りや叫びを聞いておられることを信じているでしょうか。
  • イエス・キリストによって与えられた救いに、どのように応答しているでしょうか。