1日目 創世記1~3章:世界のはじまりと人間の物語

創世記1〜3章は単なる「はじまりの物語」ではなく、聖書全体の土台です。
ここには「創造 → 堕落 → 救済」という、聖書全体を貫く大きなストーリーの出発点が描かれています。
聖書全体の中での位置づけ
聖書全体は大きく見ると次の流れで進んでいきます。
① 創造(創世記1〜2章)
- 神は良い世界を創造された
- 人間は神のかたちとして創造された
- 神との親しい交わりの中に生きていた
② 堕落(創世記3章)
- 人間は神から独立しようとした
- 罪が世界に入った
- 死と苦しみが始まった
③ 救済(創世記3章以降)
- 神は罪人を見捨てず救いの計画を始められる
- アブラハム契約、イスラエルの歴史、十字架へと続く
④ 新創造(黙示録21〜22章)
- 神は失われたものを回復される
- エデンがより完成された形で回復される
つまり、創世記1〜3章で起きた問題を解決するために、聖書の残りすべてが存在していると言っても過言ではありません。
特に創世記3:15は「原福音」と呼ばれ、キリストによる救いの最初の約束として理解されてきました。
創世記1章:天地創造 ― 神のことばによる秩序と祝福
神はことばによって天地万物を創造されました。
世界は偶然に存在しているのではなく、神の意志と目的によって造られています。
また人間は神のかたちとして創造され、神との関係を持ち、神の性質を映し出し、神の支配を反映する存在として造られました。
神はその創造のわざを見て、「非常に良かった」と宣言されました。
創世記2章:エデンの園 ― 神との親しい交わり
神は人を造って終わりではなく、語りかけ、使命を与え、共に歩まれました。
人は神との関係の中で生きる存在として造られています。
またアダムには園を耕し守る務めが与えられ、働くことの尊さが示されました。
さらに神は人を孤独なままにせず、互いに支え合う関係の中に置かれました。
創世記3章:誘惑と堕落 ― 罪の始まりと神のあわれみ
蛇は神のことばを疑わせ、人は神よりも自分の判断を信頼する道を選びました。
その結果、神との関係、人との関係、世界との関係が壊れてしまいます。
しかし神は罪人を見捨てませんでした。
皮の衣を与えて二人を覆い、さらに救い主の到来を約束されました。
神さまの働きとメッセージ
あなたは偶然に存在しているのではありません。
神はあなたを愛し、目的を持って創造されました。
しかし人は神から離れ、自分の力で善悪を判断しようとしました。
それが罪の始まりでした。
それでも神は人を見捨てず、罪を犯したその日に救い主の約束を与えられました。
イエス・キリストの十字架は、罪を赦すだけでなく、失われた神との交わりを回復するためのものです。
創世記1〜3章は、人間の失敗の物語であると同時に、神の救いの物語が始まる場面なのです。
考えてみよう
- 自分を神の作品として見ていますか。
- どのような基準で自分自身を評価していますか。
- 神のかたちとして生きるとは、日常でどのような意味を持っていますか。
- 神との関係を働きや奉仕より優先していますか。
- 最近、神の声に耳を傾ける時間を持っていますか。
- 神なしに人生をコントロールしようとしていませんか。あるとしたら、それはどのような場面ですか。
- 神の「あなたはどこにいるのか」という問いにどう答えますか。
参考:


